ファイルサーバーの肥大化を食い止める! 整理整頓の術

目次
      1. ファイルサーバーが肥大化する原因
      2. ファイルサーバー容量ひっ迫のリスク
      3. ファイルサーバーを整理する方法
      4. ファイルサーバー統合管理ツール「ZiDOMA data」
      5. ZiDOMA dataでできること
      6. まとめ

 


ファイルサーバーは、様々なデータ・情報資産が保管されている、どの企業にも欠かせないサーバーです。
ただ、多種多様なデータが保存されるため、現在何に使用されているのかわからないファイルも散在しがちです。いざとなって容量がひっ迫した際にも「どこから手を付けたらいいかわからない」といったことはないでしょうか。
今回のコラムでは、肥大化してしまったファイルサーバーを整理したい、いざとなった時のために対応方法を知っておきたいとお考えの方に向けて、その方法をご紹介します。是非ご一読ください!

1.ファイルサーバーが肥大化する原因


そもそも何故ファイルサーバーの容量が足りなくなるのでしょうか。その原因について把握することは、そのような事態に陥った際、今後の対応を決めるために大切なことです。
この章では、企業でファイルサーバーが肥大化する原因についてご説明します。

データ量の増加

ファイルサーバーが肥大化する原因として、年月をかけてビジネスを続けてきたことで、純粋に全体のデータ量が増加したということがあげられます。この場合は現在のファイルサーバーのストレージサイズを上げるか、部分的にアーカイブへデータを移すといった対応が求められます。

不要なデータが削除されない

日々の業務でデータをダウンロードしたり、ファイルを作成したり、世代ごとにファイルを複数保存していたりと、様々な作業によってデータは増えていきます。
しかし特定の業務が終わった後に、二度と見ないサイズの大きなダウンロードファイルや、使用しないファイル、世代の古いファイルが削除されることがないと、次第にファイルサーバーの容量を圧迫することとなります。

2.ファイルサーバー容量ひっ迫のリスク


では、なぜファイルサーバーの容量がひっ迫するといけないのでしょうか。そのリスクを知ることは既存の管理体制を見直すきっかけにもなります。

ファイルが保存できなくなる

ファイルサーバーの容量が足りないため、ファイルの保存ができなくなる可能性があります。当然ですが、ファイルの保存ができなくなれば、日常の業務を行うことは非常に困難になります。

管理コストの増加

ファイルサーバーの容量がひっ迫すると、業務に支障をきたさないための容量を確保する対応が必要となり、情報システム部門など、運用部門の負担が増えます。一方で、ファイルサーバーを増設するという選択をとった場合でも管理対象が増えるため、管理コストは増加します。

BCP対策に支障がでる

ファイルサーバーの容量が膨大になれば、バックアップ先に移動するデータの容量も大きくなり、その分時間やコストがかかることになります。また、バックアップ先の容量もいつしか足りなくなる可能性があり、BCP対策に支障をきたす可能性が生じます。

3.ファイルサーバーを整理する方法


ここまでは、ファイルサーバーが肥大化する原因とそのリスクについてご紹介しました。それでは、どのようにファイルサーバーを整理したらいいのでしょうか。この章では、整理の始め方と具体的な対応方法についてご紹介します。

ファイルの使用状況を把握する

まずは、ファイルサーバー内で何が保存されているのか、使用状況を確認することが求められます。更新日時が古く今後必要ではないデータや、最近使用されていて今後も必要そうなデータを把握することで、削除可能なファイルの洗い出しをしましょう。

用途不明なデータはアーカイブへ

ファイルの使用状況を確認した後、「用途が分からないが削除しづらい」といったデータがでてきます。その場合は、アーカイブ先へデータを移行することで、ファイルサーバーの容量を軽くしましょう。

肥大化の原因を調査し、今後の対策を決める

最後に、今後のファイルサーバーの容量不足を可能な限り防ぐために、肥大化した原因について調査しましょう。具体的にディレクトリごとに、どの部署や業務で、何のデータが大きいのかをみましょう。サイズの大きいダウンロードファイルが多数保管されていたり、必要以上に世代管理がされていたりと、運用上の問題がみつかることがあります。課題が分かり次第、今後の対策の検討に入り、再発防止を含めた整理を進めましょう。

4.ファイルサーバー統合管理ツール「ZiDOMA data」


前章ではファイルサーバーを整理する方法についてご紹介いたしました。
ただ必要な行動がわかっても、実際にそれをどのように実現するか、悩まれる方もいるのではないでしょうか。挙げた項目全てを人力でやるのは現実的に不可能です。

そこで、ファイルサーバーの整理に際して弊社がおすすめするのが、ZiDOMA dataです。ZiDOMA dataとは、ARアドバンストテクノロジ株式会社の製品で、ファイルサーバー運用の効率化を実現する統合管理ツールです。活用することでファイルサーバーに保管されたデータの状況が可視化され、肥大化の整理に役立てることができます。

5.ZiDOMA dataでできること

本章ではZiDOMA dataで何ができるのか、どのようにファイルサーバーの整理に役立てられるのか、ご説明いたします。

サーバー内を分析し、ファイルの使用状況を可視化

ZiDOMA dataでは、ファイルサーバー内を分析し、ファイルの作成・更新・アクセス日時からの経過時間をGUI画面上で表示することができます。そのため、ユーザーは各ファイルの使用状況を直感的に把握することができます。長期間使用されていないファイルをリスト化することも可能で、不要なファイルの削除に役立てられます。

セカンダリストレージへの自動データバックアップ

ZiDOMA dataにはデータのコピー機能が備わっているため、バックアップツールとしての利用もできます
例えばファイルの使用状況を確認している中で見つかった、用途はわからないけれど削除していいのかもわからないといったファイルを、セカンダリストレージへポリシー設定を利用することで自動退避させることができます。

ディレクトリ毎の分析による肥大化原因の特定

ZiDOMA dataではGUI画面上で、ディレクトリ毎のデータ分析により、ツリー表示させることができます。それによって各ディレクトリのサイズが可視化され、情報を効率的に整理することができます。サイズが大きいディレクトリを掘り下げていくことで、肥大化の原因を特定でき、今後の対策に役立てることができます

より詳しくZiDOMA dataについて知りたいという方は、以下サイトをチェック!
無料トライアルのご利用も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

6.まとめ

今回は、容量がひっ迫してしまったファイルサーバーを整理したい、いざとなった時のために対応方法を知っておきたいとお考えの方に向けて、その方法をご紹介しました。
ファイルサーバーは日々多くの情報が保存されるためデータ量が増加していきますが、容量がひっ迫してしまうと様々なリスクが生じます。そのため、企業ではファイルサーバーを整理して最適化することが欠かせません。そんなファイルサーバーの最適化に弊社がおすすめするのがZiDOMA dataです。ZiDOMA dataでは、ファイルサーバーの見える化を実現し、データの自動移行、蓄積したデータの分析を行います。
ご興味のある方はお気軽に弊社までお問い合わせください。

 


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