サーバーセキュリティ対策は重要!リスクと対策方法を徹底解説!

目次
      1. サーバーセキュリティの対策は必須
      2. サイバー攻撃5つの種類
      3. サーバーセキュリティ対策の方法
      4. まとめ

 


サーバーの脆弱性を狙ってサイバー攻撃を行う犯罪者も少なくありません。企業としては、サーバーの安全性が担保できていないと機密情報の漏洩や不正アクセスの被害を受けてしまいかねないので細心の注意を払う必要があります。
本記事では、サーバーのセキュリティリスクの種類やその対策方法について解説します。現在のセキュリティ対策が不安、適切なセキュリティ対策を知りたいという企業の方は、ぜひ参考にしてください。

1.サーバーセキュリティの対策は必須

サーバーセキュリティの対策は、企業が事業を成長させていく上で大切です。サーバーには、企業が活動をしていく上で重要な機密情報が集約されています。例えば、事業活動を進める上で重要な機密情報には下記のような種類が存在します。

● 顧客情報
● 社外秘の技術資料
● 仕入れ先情報
● 会計情報 など

機密情報が流出してしまうと、悪用される可能性はもちろん、企業の信用に関わるため、扱いには最新の注意が必要です。
サーバーのセキュリティ対策を怠っていると、情報漏洩やサービスへの影響によりステークホルダーに迷惑をかけ、ひいては取引先の信用を失うことに繋がりかねません。企業が持続的に事業活動をしていく上で、サーバーのセキュリティ対策は入念に行わなければならないのです。

2.サイバー攻撃5つの種類

サイバーを攻撃する方法は多く存在します。今回は、以下の5つについてご紹介します。

1. SQLインジェクション
2. クロスサイトスクリプティング
3. DDoS攻撃
4. ブルートフォース攻撃
5. ゼロデイ攻撃

企業へのサイバー攻撃は年々注目されており、事前にリスクを把握しておくと自社で対策を講じることが可能。ここでは、サーバーに関するセキュリティリスクについて詳しく見ていきましょう。

SQLインジェクション

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションの脆弱性を攻撃し、データベースを不正に操作する攻撃のことです。
SQL(Structured Query Language)とは、データベースサーバーに操作を命令できる言語のこと。利用者のデータやデータベースを制御する役割があります。攻撃者はWEBアプリケーションの脆弱性を利用し、不正な操作を行うためのSQL文をWebアプリケーションに実行させます。
SQLインジェクションにより個人情報やデータが抜き出され、漏洩及び悪用される可能性があります。

クロスサイトスクリプティング

クロスサイトスクリプティング(XSS)は、脆弱性のある入力フォームや掲示板などに、攻撃者が不正なスクリプトコードを入力し、ユーザーがアクセスしたときに個人情報を盗んだりアプリの誤動作を発生させたりする攻撃です。
ユーザーが謝ってスクリプトを実行してしまうと、入力情報やCoockieを抜き出され、情報の流出や別の攻撃へ利用されてしまいます。

DDoS攻撃

DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack)とは、複数の機器を使ってWebサイトに大量にアクセスし、サーバーに大きな負荷をかけるサイバー攻撃です。
サーバーの付加が上昇することでパフォーマンスが低下し、最悪の場合はサーバーダウンによりサービス停止に陥ります。
例えば、ECサイトの場合、サーバーにアクセスできないためユーザーが購入できない等、企業の経済的損失にも繋がります。

ブルートフォース攻撃

ブルートフォース攻撃は、日本語で総当たり攻撃と訳される暗号解読や認証情報取得の方法のこと。主に、パスワードを不正に入手するために用いられます。具体的な手法は、考えられるパスワードのパターンをすべて入力し、一致するまで試すといういわば力技です。
単純で古典的に見える方法ですが、ログインに成功してしまうとアカウントが乗っ取られることになります。仮に管理者カウントが乗っ取られてしまうと、あたかも正規のアクセスであるかのようにシステムの操作や個人情報の閲覧が行われてしまいます。最悪の場合はさらなる不正行為のための踏み台に利用されることに繋がりますので、対策が必要な攻撃です。

ゼロデイ攻撃

ゼロデイ攻撃とは、OSやソフトウェアなどのセキュリティホールが発見されてから、その情報公開やセキュリティパッチの対策が実行される前に、そのセキュリティホールを狙う攻撃のことです。
ソフトウェアやハードウェアのベンダーから脆弱性対策のプログラムが配布されることを待っている間に行われる攻撃のため、システム管理者は可能な範囲での次善策を講じるしかなく、対策が難しい攻撃の一つです。

3.サーバーセキュリティ対策の方法

サーバーのセキュリティ対策については様々な検討要素がありますが、具体的な対策として7つの方法が挙げられます。

1. OSやソフトウェアの修正プログラム適用
2. 適切な認証情報の設計、管理
3. セキュリティソフトの導入・定義ファイルのアップデート
4. 監査、アプリケーション、セキュリティのログを管理する
5. 不要なサービス・アプリの停止・削除
6. 情報持ち出しのルール化の徹底・遵守
7. ネットワークやサーバーを保護する方法の計画、運用のルール化

セキュリティの対策の方法を知り、考えられるリスクに対してあらかじめ準備しておくことが大切です。上記7つのサーバーセキュリティ対策を設定・定期的に行い、社内のセキュリティを強化してください。

4.まとめ

本記事では、サーバーのセキュリティリスクの種類や対策方法について解説しました。企業のセキュリティリスクを完全になくすことはできません。しかし、事前にリスクを知っておくと対策を講じられます。

クラウドは正しく使えば強固なセキュリティを確保できますが、「現状のセキュリティに懸念はないのか」、「最適なパフォーマンスが発揮できているかわからない」という悩みを抱えていらっしゃるケースも少なくありません。

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