今更聞けない Webデータベース移行先 選定の注意点とは

目次
      1. Webデータベースとは
      2. ローコード開発とは
      3. Webデータベース移行のタイミング
      4. 移行先選定のポイント
      5. まとめ

 


企業の情報資産を守り、管理するwebデータベースを利用されている企業は多いのではないでしょうか。今回は既存のwebデータベースから移行を考えているお客様向けに移行時のコツについてまとめました。移行を検討される方は是非チェック下さい。

1.Webデータベースとは


Webデータベースとは、ブラウザからデータベースのデータ検索、参照、登録、更新といった管理ができるデータベースおよびアプリケーションのことです。
Webデータベースのメリットとして、データを直接編集して即時に最新版として反映させられる点があります。遠隔地からでもリアルタイムに更新されたものを確認でき、情報共有の効率化につながります。
また、従来のデータベースサーバーは特有の言語(SQL)を習得しなければ利用ができませんでした。しかしwebデータベースの場合はSQLを使わずとも直感的なGUI操作で利用ができます。

2.ローコード開発とは


Webデータベースが、より業務の効率化につながるように変化したものがローコード開発ツールです。
ローコード開発とは、コードをほとんど書かずにアプリケーションやソフトウェアを開発できる手法のことです。コーディング技術を活用することで複雑な処理をさせることも可能ですが、基本的な機能を搭載する開発であればコーディング技術を学ぶ必要はありません。誰でも直感的なマウス操作だけで自社仕様の様々なアプリ・ソフトウェアの作成ができます。

3.Webデータベース移行のタイミング


この章では、webデータベース移行を検討するべきタイミングについて3点ご紹介します。
Webデータベースを移行することで、既存のサービスでは得られなかった価値が享受でき、業務改善につながる可能性があります。より良い業務環境のためにサービス移行は効果的です。

サービスサポート終了

webデータベースサービスのサポートが終了すると、ユーザーはサービスが利用できなくなるため、他のサービスへの移行を検討しましょう。「ある日突然webデータベースが使えなくなった」という事態が起きないように、終了する期日を早めに確認し、逆算して余裕をもった移行計画をたてましょう。

データの肥大化

業務の分だけ企業のデータ量は増え、ハードディスクの容量は次第にひっ迫していきます。次第に、データ量に合わせてマシン性能を拡張するためのメンテナンスが必要となります。その都度、ハードウェアの調達を計画したり、サービスを止めて拡張作業を実施したりと手間がかかります。
そのような作業工数に悩んだ際は、クラウド版のwebデータベースへの移行もおすすめです

他ソフトウェアとの連携に課題

定期的なソフトウェアの更新や機器の更改を経て、旧来のwebデータベースとの連携に不具合が生じることがあります。効率よくデータ連携ができなくなれば、業務効率が落ちてしまうことが予想されます。
そのような場合もwebデータベースを移行するタイミングです。自社の各ソフトウェアとうまく連携がとれるような仕様のデータベースを検討しましょう。

4.移行先選定のポイント


移行することを決めてからは、移行先の選定に関して確認するポイントがあります。利用目的を明確にすることは勿論ですが、本章ではその他ポイントとなる点について主に3点ご紹介いたします。

利用形態

・オンプレミス
ンプレミス型のwebデータベースのメリットは、クラウド型と異なりインターネット回線の状態に通信が影響されない点があげられます。また、自分達でインフラ基盤の構築やセキュリティも自由に設計ができます。一方のデメリットは基本的に全て自前で調達・計画しなければならないため、どうしても初期費用が高くなってしまうこと。それぞれの機器におけるスケールアップやリプレース作業が運用において発生した場合にも、自分達で対応しなければならないため運用体制の構築も必要であることが挙げられます。

・クラウド
クラウド型のwebデータベースのメリットは自社で機器などを保有しないため、初期費用を抑えられることがあげられます。運用面でも、サイジングやリプレースに関する作業が発生しないことがメリットです。また、機器調達の必要がないため、導入に際してスピーディです。一方デメリットとして、インターネットを介して利用するサービスとなるため、通信が常に安定しているとは限らない点や、メーカーが提供している機能以上のカスタマイズがしにくいことがあげられます。

利用ユーザー数

Webデータベースサービスによってライセンス形態が異なります。1ユーザーごとにライセンスが必要なものや、買切り型でユーザー数無制限で利用できるものがあります。 自社で当該webデータベースを利用している人数をあらかじめ確認し、規模に沿ったサービスを検討しましょう。

操作性

Webデータベースサービス毎にGUI画面の見た目やデフォルトの機能、表示形式のバリエーションなどが異なります。操作性は今後、日々使用するユーザーにとって最も重要となるポイントです。なるべくシンプルな操作で利用できるサービスのほうが、業務効率の向上が見込めます。そのため、選定時には実際には検証等により、操作性の確認を怠らないようにしましょう。

5.まとめ

今回はwebデータベース移行のコツとして、移行が必要な状況、移行先選定のポイント、移行の注意点についてご説明させて頂きました。Webデータベースはリアルタイムでデータ管理を行える業務効率向上に優れたシステムです。弊社ではwebデータベースの移行先として、Pleasanter on AWSをおすすめしています。 現行で使用しているwebデータベースのサポート終了などでお悩みの方は是非一度弊社へお問い合わせください。
以下ではPleasanter on AWSの移行事例のご紹介もしておりますので、ご興味ある方は是非チェック下さい。

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